このページでわかること
CT検査とは

CT(Computed Tomography)とはコンピュータ断層撮影法の略であり、CT検査とはX線を使って体を細かく輪切りにし、コンピューターで再構成して立体的に確認できる検査です。
通常のレントゲン検査では発見できないような小さな異常を発見することが可能になります。例えば小さな腫瘍・血管の異常・骨の細かな損傷を高精度に検出でき、的確な治療につなげることができます。
CT検査の進め方
まずはCT検査をする前に全身の検査をします(血液、レントゲン、超音波検査など)。
8時間以上の絶食をして来院していただきます。
全身麻酔をしたのちCT撮影をします。
しばらくして麻酔からしっかり覚めたら、その日のうちに帰宅できます。
レントゲン検査との違い
| 検査内容 | レントゲン | CT検査 |
|---|---|---|
| 画像の見え方 | 平面 | 断面+立体 |
| 小さな異常の発見 | △ | ◎ |
| 臓器の見え方 | 重なって見える | 個別に確認できる |
| メリット | 麻酔が不必要、短時間、安価 | ほぼ麻酔が必要、長時間、高価 |
⇒原因がわからない症状ほどCTが活躍します
どんな病気に役立つか
鼻・口・頭の症状
腫瘍、鼻腔炎、ポリープなど
腫瘍、異物など
歯根膿瘍、顎の骨の評価など
腫瘍、炎症、歯根膿瘍など
⇒鼻腔炎、歯根膿瘍、腫瘍、異物などを詳細に確認できます
首・喉の症状
咽頭、気道の狭窄、異物、腫瘍など
咽頭、喉頭の腫瘍、異物など
甲状腺、リンパ節の腫瘍、炎症など
⇒喉・気管の狭窄、甲状腺やリンパ節の異常、腫瘍などの評価が可能です
胸の症状
肺、気管の異常など
肺病変、腫瘍など
⇒肺の腫瘍、炎症、血管の異常など胸部全体を精密に確認できます
お腹の症状
嘔吐や下痢が続く
お腹を痛がる、張っている
血尿が出る、尿が出にくい
肝臓や腎臓に影があると言われた
⇒腹腔内の腫瘍、結石の位置、臓器の形・構造の異常などが細かくわかります
検査値の異常が出たとき
ホルモン検査で異常
肝酵素が高い
炎症値が高いのに原因がわからない
⇒門脈シャント、腫瘍や炎症の隠れた原因を探し出すのに役立ちます
骨・関節の症状
手足を痛がる、びっこをひく
骨折の状態をより詳しく調べたい
⇒骨腫瘍、複雑骨折、関節の状態をより詳細に立体的に評価が可能です
しこり、腫れがあるとき
しこりの由来がわからない
しこりが大きくなってきた
手術前に詳しく調べたい
⇒腫瘍の広がり、血管との位置関係、リンパ節への影響を3Dで把握できます
CTでわかること・わからないこと
| CTでわかること | 腫瘍の位置・大きさ・浸潤度 歯・骨の詳細な状態 胸部・腹部臓器の立体的評価 血管の走行や異常(造影検査) | |
|---|---|---|
| CTでもわからないこと | 消化管内部の粘膜の炎症 | ⇒内視鏡が必要 |
| 腫瘍の細胞の種類 | ⇒細胞診・病理検査が必要 | |
| ホルモン異常 | ⇒血液検査が必要 | |
| 神経的な異常 | ⇒MRI検査が必要 | |
CTが必要か迷ったら
「この症状はCTを撮るべき?」
「まず相談だけしたい」
そんなときはお気軽にお問い合わせください。
かかりつけの先生と連携し、最適な検査・治療につながるようサポートいたします。
CT検査を行うにあたっての注意点
- 全身麻酔が必要になります
CT検査は患者様が動いてしまうと画像がブレてしまいます。正しい画像を撮影するために全身麻酔が必要であることをご理解ください。また症状によっては麻酔前検査が必要になります。 - 造影剤を使用いたします
造影剤を使用することで血液が流れている場所をより明確に映し出し、画像にコントラストをつけることができます。これにより特定の臓器が強調され、病変部位を認識しやすくなります。 - 麻酔のリスクがあると判断した場合には、無麻酔で実施することも相談いたします。
詳しくはお問い合わせください。 - 稀に造影剤により、アレルギー反応や腎不全が生じる事があるため、検査後は一定時間院内で様子を見させていただきます
よくある質問
CT結果のご説明は当日に可能です。
入院から帰宅まで目安は3-5時間程度です。
術前検査で安全性を確認したうえで実施いたします。
重度の疾患がある場合は麻酔方法の調整をしたり、診断精度は下がりますが無麻酔での検査をご提案いたします。
多くの保険で対象になります。
詳しくはご契約の保険会社へご確認ください。
他の動物病院様の検査も受け付けております
かかりつけの動物病院からのご紹介や本庄市外(深谷市、寄居町、群馬県伊勢崎市、藤岡市など)の患者様のCT検査も受け付けております。当院では、かかりつけの動物病院からのご紹介によるCT検査も承っております。
検査で撮影した画像や、「読影(どくえい)レポート」は、ご紹介くださった先生にも必ずご報告し、その後の治療に役立てていただきます。
「まずは話だけでも聞いてみたい」といったご相談も歓迎しておりますので、かかりつけの先生とご相談の上、お気軽にご連絡ください。
CT検査料金表
こちらに掲載しているのは参考価格です。患者様の状態や検査内容によって金額が変動する場合があることをご了承ください。
基本料金
基本料金には初診料、全身麻酔料、CT撮影料、読影料、点滴処置料などが含まれております。
| 体重 | 単純CT検査 | 造影CT検査 |
|---|---|---|
| 〜10kg | 40,000円 | +5,000円 |
| 〜20kg | 45,000円 | +5,000円 |
| 〜30kg | 50,000円 | +10,000円 |
| 30kg〜 | 55,000円〜 | +10,000円 |
よくある総額例
- 小型犬(5kg)造影あり→45,000円程度
- 中型犬(15kg)造影あり→50,000円程度
オプション検査
血液検査、腫瘤病変の詳細な検査に関しましてはこちらを参照ください。
| 血液検査(一般、生化学検査) | 約5,000円 |
|---|---|
| 細胞診検査 | 約3,000円 |
| エコー検査 | 約3-5,000円 |
| 病理組織学的検査 | 約15,000円 |